【2023年】海外のオフィスデザインのトレンドをつかむ! 北米最大!商業インテリアの展示会「NeoCon 2023」視察レポート- コラム|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

【2023年】海外のオフィスデザインのトレンドをつかむ! 北米最大!商業インテリアの展示会「NeoCon 2023」視察レポート

【2023年】海外のオフィスデザインのトレンドをつかむ! 北米最大!商業インテリアの展示会「NeoCon 2023」視察レポート

リリカラでは、これからのオフィスの在り方や働き方をいち早くお客さまにご提案すべく、オフィスデザインに関する最新情報を収集しています。

この度は、4年振りに北米最大の商業インテリアの展示会「NeoCon 2023」を視察してきました。有名家具メーカーの展示から見るオフィスデザインのトレンドとは?アフターコロナにおけるオフィスデザインとは?などの視点でお届けします。ぜひご一読ください。

「NeoCon」について

「NeoCon」について

「NeoCon」とは、National Exposition of Contract Interior Furnishingsのことで、アメリカ・シカゴで1969年以降、毎年開催されている商業インテリアの展示会です(2020年はコロナ禍で中止)。今年2023年は6月12日(月)〜14日(水)に開催され、50,000人もの人が世界中から来場しました。

会場は200を超える商業家具ブランドが入ったマーチャンダイズマートと名だたるブランドが点在するフルトン地区。出展社数は総勢約500社にもおよび、オフィス家具のジャンルでは日本から株式会社オカムラが出展しました。

リリカラで視察した主要ブランド

■アメリカ
Steelcase(スチールケース)
HAWORTH(ヘイワース)
HALCON(ハルコン)
Herman Miller(ハーマン ミラー)
Knoll(ノル)

■カナダ
teknion(テク二オン)

■スペイン
Andreu World(アンドリュー ワールド)

 

「NeoCon 2023」から見るオフィス家具のトレンド

さっそく、各ブランドに共通していたオフィス家具のトレンドをご紹介します。

【傾向1】気持ちを穏やかにする、リラックス・リフレッシュカラー

リラックス・リフレッシュカラー

リラックス・リフレッシュカラーがトレンド。ボルドーやダッシュピンク、ベージュなどくすみがかった淡い色合いが多く見られました。長期間のコロナ疲れにより求められるのは、まさに“癒し”でした。

【傾向2】くつろぎをもたらすルーズファニチャー

くつろぎをもたらすルーズファニチャー

やはりコロナ疲れの影響で、デザインのテイストやフォルムにもくつろぎをもたらす曲線的でやわらかな形状の家具が多い傾向がありました。リラックステイストの家具を使った、自宅のリビングに近い空間づくりも目立ちました。

【傾向3】SDGsへの取り組みは大前提

SDGsへの取り組みは大前提

すでに、世界のオフィス家具メーカーにとって、SDGsへの取り組みは大前提。各ブランドから数多くの環境配慮型アイテムが発表されており、ビスを1本も使わずにつくられたスツールや100%リサイクル可能なレザーを使ったチェアなどが評価されていました。

 

労働人口問題とこれからのオフィス

興味深いテーマを掲げていたのが、1912年創業のSteelcase(スチールケース)です。労働人口問題を考察することで、そこから新しいオフィスの在り方を導き出そうとしていました。つまり、Z世代以降の若い世代とそれより上の世代とで異なる価値観をどう融合させるかに課題を感じ、展示に落とし込んでいました。

すでに全世界の人口の1/3をZ世代(1990年代半ばから2010年代前半生まれ世代)が占めており、2027年にはZ世代と次のα世代の合計が全人口約81億人の半分弱、約38億人に。アメリカでは同年に労働人口の多くをZ世代が占めるとされています。日本でも同様の流れとなっているため、無視できないテーマだと思わされました。
また、以下のようにこれからの時代のオフィスや組織に必要なものがボードに記載されており、考えながら展示を見て回ることができました。

【Steelcaseのパネル展示】

使いやすさや機能性だけでなく、人間のこころとどうつながるかを熟考しながら家具を選び、オフィスを構築すべきだと実感しました。

 

異業種コラボによる新たな視点の発見

企業文化を理解し、従業員のモチベーションアップを目指したオフィス家具をつくるHAWORTH(ヘイワース)では、デザインラボを設け、異業種のクリエイターとのコラボレーションを行っていました。これまでのオフィスでは見たことのなかったユニークなアイテムは、HAWORTHのデザイナーはもちろん実際に使用するワーカーにも刺激を与えるはずです。

展示会などで高い評価を集めれば、そのまま製品化するとのことでした。思いきった取り組みに驚かされつつも、イノベーション創出には大胆な踏み出しが必要なのだろうと考えさせられました。

 

上下昇降デスク 、北米では普及率80% 

 

北米ではすっかり当たり前になっている上下昇降デスク。これまでであれば、上下昇降デスクと言えば固定式がメインでしたが、「NeoCon 2023」ではキャスター付きで移動ができるものや天板や脚を折りたためるものが登場。

視線が気にならないパネル付きや天板下に小物入れが付いたものなど「なるほど」と思わせる機能的なデスクをいくつか目にしました。モバイルバッテリーとあわせて使用することで電動昇降でありながら、フレキシブルな移動を可能にしていました。

 

最後に

「NeoCon 2023」視察レポートいかがでしたか?
リリカラでは今回視察したブランドを含めた海外ブランドのオフィス家具の調達が可能です。興味がありましたらぜひお問い合わせください。対応不可のブランドもあります。

また、リリカラではこの10月にスペースソリューション事業部のオフィスを移転します。単に移転するのではなく、移転時の廃棄物ゼロを目指したサステナブルなプロジェクトです。実現までの過程で、「NeoCon 2023」で目にした「海外ではSDGsへの取り組みは当たり前」という感覚を培い、さまざまな知見を蓄積して、今後お客さまに共有したいと考えています。どうぞ、ご期待ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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