オフィスのタイルカーペットの選び方。おしゃれな床デザインの事例- コラム|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

オフィスのタイルカーペットの選び方。おしゃれな床デザインの事例

オフィスのタイルカーペットの選び方。おしゃれな床デザインの事例

床材はオフィス全体のイメージや快適性を左右する、大切な要素です。オフィス家具や壁材と同様、床材も自社に合った商品を選びましょう。

オフィスの床材の中でも、タイルカーペットは特に人気です。この記事では、オフィスでタイルカーペットを採用するメリットや選び方、そしてリリカラが手掛けた実際の事例をご紹介します。

オフィスの床に敷くタイルカーペットとは?

タイルカーペットは遮音性やデザイン性の高さから、オフィスで最も使われる床材といわれています。

一般的なタイルカーペットは1枚あたり40〜50センチ四方で、1枚ずつ貼って床に設置します。正方形の製品が多いですが、長方形や三角形の種類も存在し、色やデザインが豊富です。フロアの広さや形に合わせてカットできるため、どんなオフィスにもフィットするでしょう。

タイルカーペットにはオフィス用(業務用)と家庭用があり、大きな違いは耐久性と機能性です。

多くの社員や台車が行き交い、重い家具が多く設置されるオフィス。そこで使用されるタイルカーペットは耐久性を高めています。接着剤で床に直接固定するため、剥がれにくいことも特徴です。汚れにくい素材や静電気を抑える素材も多く、機能性も高められています。

オフィスでタイルカーペットを使うメリット

タイルカーペットがオフィスに向いている理由として、以下のような特徴が挙げられます。

遮音性が高まる

タイルカーペットの主な素材であるパイルは遮音性・吸音性が高く、騒音を軽減する効果を持ちます。タイルカーペットを敷くことで、足音や話し声、家具を移動する際の騒音を軽減してくれるでしょう。

オフィスを静かに保つことで、従業員の集中力が高まり、生産性向上につながります。特に、Webミーティング用の会議室や休憩室など、話し声の多い場所では、タイルカーペットを採用すると効果的です。

設置や取り外しが容易

タイルカーペットは1枚あたりが軽量なことに加え、接着剤で床に貼るだけで施工できる点もメリットです。また、さまざまな床の形に対応できます。

設置時と同様、取り外しも簡単です。ロール型の床材の場合、破損や汚れによって取り換える時は、床材をすべて外さなければなりません。しかしタイルカーペットであれば、破損や汚れが発生した部分のみ取り外すことができるため、メンテナンスも容易です。

おしゃれな空間デザインが可能

タイルカーペットはデザインの豊富さも魅力の一つです。数多くの種類が販売されており、カラーや形、デザインを自由に選ぶことができます。タイルカーペットのデザイン性を上手く活用すると、おしゃれで機能的なオフィス空間を作ることができるでしょう。

たとえば、タイルカーペットの色を変えてスペースを仕切るといった工夫もできます。パーティションや壁を設置せずにゾーニングできるため、開放感がありつつも空間をしっかりと分けることが可能です。

ほこりの飛散防止

タイルカーペットのパイル素材はほこりやハウスダストを吸着しやすく、フロアタイルやフローリング材と比べて、これらの飛散を防いでくれます。また、髪や細かいゴミもからめとってくれるので目立ちにくい点もメリットです。

一方で、タイルカーペットにはほこりやゴミが溜まりやすいため、こまめな掃除が必要です。

静電気対策

静電気はパソコンやOA機器に干渉し、故障や誤作動の原因になることがあります。そのため、オフィスでは帯電性の高い床材は使用できません。

タイルカーペットの中には、オフィスでの使用を考慮し、静電気を抑制する商品があります。タイルカーペット選びでは制電性も重視しましょう。

オフィスリニューアルにおけるカーペットのポイント

床デザインも含めてオフィスリニューアルを検討されている企業向けに、タイルカーペットの選び方や、実際に使用する際のポイントをお伝えします。

タイルカーペットの選び方


タイルカーペット

タイルカーペットを選ぶ際は「素材」に注目してみましょう。表面素材には、主にナイロンやポリプロピレン製の糸で作る「パイル」が使用されます。そしてパイルの中にも3種類があります。

  • ループパイル

リング状のパイルを縫い付けたものです。ほつれにくくて耐久性が高く、多くのタイルカーペットに採用されています。また弾力性があり、踏んだ後はすぐに元の形に戻るため、見た目の美しさを維持できる点が強みです。ボリュームもあるため高級感を演出したい企業に向いています。

  • カットパイル

カットパイルは、パイルのループ部分をカットしたものです。ループパイルより柔らかく、吸音性に優れています。

一方で、パイルの端がほつれやすいため、耐久性はループパイルより劣ります。また表面が柔らかい分、踏んだ後に形状が戻りにくいことは難点でしょう。

  • カット&ループパイル

カット&ループパイル

ループパイルとカットパイルを組み合わせているタイプです。ループパイルの耐久性と弾力性、カットパイルの吸音性の両方を兼ね備えています。また、表面に独特の風味があり、デザイン性が高いことも特徴です。

使用するときのポイント

オフィスにタイルカーペットを導入する際は、オフィスデザインを考慮しましょう。床材によって会社の印象は大きく変わるため、目指すオフィスデザインに合わせて選ぶことが重要です。

どの部屋にタイルカーペットを用いるか、タイルカーペットでスペースをどう仕切るか、それぞれのスペースにどのようなデザイン・素材のものを使うか、などを決定します。

タイルカーペットの貼り方も重要です。さまざまな貼り方がありますが、以下にご紹介する「流し貼り」や「市松貼り」がよく採用されています。

  • 流し貼り

タイルカーペットの向きを変えず一方向になるように貼る方法です。一見するとロール型のようで、床全体に統一感のある仕上がりになります。

  • 市松貼り

隣り合うタイルカーペットごとに向きを90度変える貼り方です。カーペットタイルの最も一般的な貼り方とされています。市松模様のようになりデザイン性にも優れています。

床材を決める時は、手入れのしやすさも考慮します。タイルカーペットには糸を使用しており、湿気を吸いやすい特徴があるため、湿度の高い部屋では使用を避けましょう。
また、タイルカーペットにはほこりや髪、ゴミが溜まりやすいため、定期的に掃除機を使用して清掃をしてください。

オフィスのタイルカーペットデザインの事例

リリカラではタイルカーペットを使用したオフィスデザインを多数手がけています。ここからはその一部をご紹介します。

ミネベアミツミ株式会社

ミネベアミツミ株式会社

M&Aを行ったミネベアミツミ株式会社様では、「多様な人がクロスする」という意味を込め、色の異なるタイルカーペットを組み合わせてクロス(十字)デザインを表現しています。

その結果、秀逸で二つとない床デザインに仕上がりました。床デザインによって、企業の独自性も訴求しています。

エプソン販売株式会社

エプソン様事例

エプソン販売株式会社様では、タイルカーペットの色分けによって、エリアごとに異なる雰囲気を演出しています。

COMMUNICATION WORKエリアには、イエローのタイルカーペットを円形に設置。グレーのタイルカーペットとのコントラストによって、求心力を持たせています。また、個別ブースで作業を行うCONCENTRATIONエリアでは、集中力を高めるブルーを採用しました。

エントランスにはオレンジとブルーのタイルカーペットを円型に配置し、ポップで明るい印象を与えます。

カーペットから企業のイメージを変える

オフィスデザインにおいて、適した床材を選ぶことで企業イメージや生産性を高める効果があります。床材の中でも、タイルカーペットは耐久性や機能性が高く、多くの企業で使用されています。
オフィスの床をタイルカーペットにリニューアルする際は、目的に合ったデザインや素材を選びましょう。

オフィス移転やリニューアルのサポートを手がけるリリカラでは、床のデザインも重視しています。企業さまのコンセプトや想いを床デザインに落とし込むよう心がけており、これまで3万件以上のサポート実績を残しています。
床から企業のイメージを変えたいなど、オフィス移転をご検討中の方はお気軽にご相談ください。

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