オフィスに仮眠室を設置しよう!業務効率を上げるために知っておきたいこと- コラム|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

オフィスに仮眠室を設置しよう!業務効率を上げるために知っておきたいこと

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オフィスに仮眠室を設置しよう!業務効率を上げるために知っておきたいこと

社員の業務効率を上げる施策はさまざまありますが、そのなかでも「仮眠室の導入」は近年注目されています。仮眠室を設置し、業務時間中にいつでも仮眠をとれる環境を整えておくことで、社員の睡眠不足の解消や集中力を維持・向上することが可能です。
この記事では、今よりもさらに快適なオフィス環境を整えたい企業担当者様向けに、企業で仮眠室を導入する重要性やメリットを解説します。

仮眠の重要性

「日中に眠気を感じている」とアンケートに答えた方は、男性37.7%女性38.9%と、3人に1人以上の割合となっていて、睡眠不足を感じている人が多い現状です。そのため、近年では社員の業務効率改善のために、就業時間中の仮眠を認める制度を導入する企業が増えており、仮眠の有効性が注目されています。そのため、業務中に仮眠(昼寝)の経験がある方も少なくないかもしれません。

睡眠不足が続くと日中の眠気や疲労に加えて、頭痛のような身体症状、注意力・判断力の低下など、さまざまな悪影響を及ぼします。
そのため、適度な睡眠をとることは社員の健康を維持するためにとても重要です。

仮眠をとることで得られる大きなメリットとして「疲労の予防・回復」が挙げられます。
朝から業務に没頭していると、自分でも無意識のうちに脳は疲弊していきます。
そのようなときに適度な仮眠をとることができれば、疲労感が軽減し、午後の業務に集中して取り組みやすくなるでしょう。

出典元:厚生労働省「令和4年度健康実態調査結果の報告

オフィスに仮眠室を設ける際のポイント

他の社員の集中力を損なうことなく、安心して仮眠をとれるようにするために、企業は「仮眠室」を設置することがおすすめです。
ここからは、オフィスに仮眠室を設置する際に気を付けるべきポイントについて紹介します。

業務スペースとの距離

仮眠室は、業務スペースから離れた場所への設置をおすすめします。業務スペースとの距離が近すぎると、仕事中の会話などが耳に入ってしまうため居心地が悪く、しっかりとした休息が取りづらくなってしまうからです。
業務時間とのメリハリをつけるためにも、仮眠室の設置場所には細心の注意を払いましょう。

環境を整える



ただ仮眠室を設置するだけでは、業務効率アップまで至らない可能性もあります。リクライニングチェアやソファベッドのような気軽に眠れる設備の導入はもちろんのこと、周囲の目が気にならないようカーテンで空間を区切る、照明を暗くするなど、質の高い休息をとれる環境を整えることも大切です。

その他にも、睡眠効率改善に効果的なネックピローやアイマスク、耳栓などのアイテムを導入したり、観葉植物を取り入れたりすることで、よりリラックスできる環境を作りましょう。
仮眠室の設置が難しい場合には、簡易な「仮眠スペース」を設けることも1つの手です。

利用者が仮眠室を利用しやすくなる工夫



せっかく仮眠室を設置しても、社員に利用してもらえなければスペースが無駄になってしまいます。ここからは誰もが利用しやすくなる、仮眠室づくりのポイントをご紹介します。

利用時間の上限を決める

仮眠室の利用時間に制限がないと、本当に仮眠室を必要とする社員が利用できず、会社への不満につながることもあります。
長すぎる仮眠時間はかえって生産性の低下を引き起こす恐れがあるため、仮眠室の利用時間には上限を設けておきましょう。
一般的には、15分前後にとどめておくと短時間でもリフレッシュしやすいといわれています。

退室前の簡単な清掃を義務とする

せっかく仮眠室を利用しようと思っても、前の利用者が使用したままの状態で放置されていると不快感やストレスを与えてしまいかねません。
仮眠室の利用後は、簡易な清掃を怠らないようルールを設けることで、次の利用者が気持ちよく仮眠をとることができます。
利用者の清掃がしやすいように、仮眠室のアイテムはなるべくシンプルにしておくと良いでしょう。

アラームの使用方法を統一する

社員がアラームを使用する場合、アラームの音量が大きすぎたり、他の社員にとって不快なアラーム音が流れたりすると、仮眠中の社員の迷惑になってしまいます。
アラームを使用する場合には、音量を制限したり、バイブレーションを活用してもらうなど、周囲の利用者に配慮するよう意識づけが必要です。

オフィスに仮眠室を設けるメリット・デメリット

以下では、オフィスに仮眠室を設置するメリットとデメリットについて紹介します。

メリット①:社員の生産性向上につながる

緊急対応の必要な業務に追われている職場では、十分な睡眠時間を確保できず、翌日の業務パフォーマンスが低下しがちです。しかし、集中力を欠いた状態では、最悪の場合重大なミスにつながってしまいます。
仮眠室を設けることで、業務中であっても必要に応じて安心して仮眠をとることができるようになります。社員の生産性向上だけでなくリスク軽減のメリットも得られるでしょう。

メリット②:社員の健康状態を維持できる



睡眠は健康維持に欠かせません。数日残業が続き、なかなか睡眠時間が確保できない状況だと、体調を崩しやすくなってしまい、関係者に迷惑をかけることも頻発します。
また、睡眠不足が続くとメンタルも不安定になり、大きな精神的なストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。
仮眠室を確保しておくことで、社員の体調不良を未然に防ぐことができるほか、離職の防止にもつながります。

メリット③:社外イメージの向上・採用力強化

仮眠が必要であることは徐々に認知され始めているものの、実際に仮眠室や制度を導入している企業はまだ多くありません。他の企業よりも早く仮眠室を設置することで、「社員を大切にしている企業である」ということを社外にアピールすることができ、良い印象を与えられます。
そのようなイメージアップは、採用力の強化にもつながるでしょう。

デメリット①:残業時間が長引いてしまう可能性

仮眠時間が長すぎると、業務時間が後ろ倒しになってしまい、結果として残業が長引いてしまうケースもあります。そうなってしまっては仮眠室を設ける意味が薄れてしまいますし、残業時間が長いことで社員の生産性や満足度の低下、企業の印象悪化にもつながりかねません。
仮眠室を設置・運用する際には、利用時間や頻度を制限するなど、一定のルールを定めておくことが必要です。

デメリット②:長すぎる仮眠による生産性低下

仮眠は長くとればとるほど良いというわけではなく、20~30分を超える睡眠は脳を熟睡モードに切り替えさせてしまい、目覚めた後も眠気が止まらないなど、むしろ逆効果になってしまうおそれがあります。
適切な仮眠時間やその理由などは社員に周知するとともに、仮眠室を適切に運用し、社員の作業効率アップにつなげましょう。

社員の生産性改善には仮眠がおすすめ

人間のメカニズム上、高い集中力を維持し続けることは困難です。
業務の緊急対応などによって睡眠不足が続いてしまうと、集中力はさらに低下し、大きなミスにつながりやすくなります。短時間の仮眠をとることは、集中力の向上・生産性改善にとても効果的ですので、仮眠室の設置を検討してみてはいかがでしょうか。

オフィスデザインやリニューアルを手がけるリリカラは、社員の働きやすい職場環境づくりでも強みがあります。仮眠室や個室ブースなどに関してもご相談を承っており、お客様の課題や現状に合わせて、最適なデザインをご提案できます。

■仮眠スペースの導入事例

創業以来これまで3万件以上のオフィスリニューアル・移転の実績があるため、業務効率を改善した事例も多数ご紹介可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

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